愛犬との散歩で大切なこと!お役立ち情報&おすすめグッズも 2024/10/8 更新
「愛犬との散歩が心安らぐひととき」という飼い主さんは多いもの。でも、愛犬にとって、散歩はなぜ大切なのでしょうか?散歩をしないと何が問題になるのでしょうか? 今回は、愛犬に散歩が必要な理由や回数、子犬や老犬の散歩の注意事項についてなどの基本情報をまとめてお届けします!
1. 愛犬にお散歩をしないとどうなる?ストレス解消、運動のためにも大切!
愛犬家には日課となっている、愛犬との散歩。ですが、天候やご自身の都合で「今日は散歩を休もうかな」なんて迷うことはありませんか?
今回の記事は、すでに愛犬と暮らしている飼い主さんをはじめ「これから犬を飼いたい」と考えている方に向けて、愛犬との散歩の基本情報についてあらためてお伝えします。
愛犬に散歩が必要な理由は?
そもそも、なぜ、愛犬には散歩が必要なのでしょうか?
その理由は大きく以下の2つがあります。
①運動不足の解消(筋力アップ、肥満防止など)
②ストレス解消(リフレッシュ、新しい刺激を受けるなど)
まずは「①運動不足の解消」について。道路や公園を歩き回り、ときにはドッグランなどで思いっきり走ったりする、適切な量の運動は愛犬の健康のためには欠かせません。
「②ストレス解消」も重要です。愛犬にとって、外出して太陽の光を浴び、外気に触れ、樹木や草のニオイを嗅ぐなど、さまざまな刺激を受けることは、とても楽しいことです。もちろん、飼い主さんと愛犬がコミュニケーションをとる、大切な時間でもあります。
さらに、散歩は「社会性を身につける」という役割も持っています。散歩中、道行く人やほかの犬と出会ったときの振る舞いを身につけておけば、お出かけの際にも安心ですよね。
愛犬の散歩をしないとどうなる?
では、愛犬を散歩に連れて行かないとどうなるのでしょうか?
まず、運動不足によって、筋力の低下や肥満などが原因により病気を招く恐れがあります。さらに、ストレスが溜まり、吠え癖やかみ癖などが現れることも……。また、家の外の環境に慣れていないと、病院やトリミングサロンなどに連れて行くときに、怖がったり、パニックになったりして、トラブルを起こす原因にもなります。
散歩は、愛犬の心身の健やかさを保つために、必要不可欠なもの。何より、外に出られず、1日中、家に閉じこもっているというのは、愛犬にとってとても悲しくつらいことです。よほど体調や天候が外出に適さない場合をのぞいて、1日に1回は外に連れ出してあげてくださいね。
2. 愛犬に適切な回数や距離は?子犬、老犬はどのくらいお散歩するの?
実際、愛犬の散歩に必要な回数や時間は、愛犬の犬種や年齢によって異なります。
散歩の回数と時間の目安
・小型犬……15~30分程度×2回(または、30分程度×1回)
・中型犬……30分程度×2回
・大型犬……30分~1時間程度×2回
こちらはあくまでも目安ですので、愛犬の様子を見て調整しましょう。もし「どうしても2回の散歩が難しい」という日は、たとえ1回・短時間になっても、散歩に連れて行くのが理想です。
また、元気いっぱいの中型犬~大型犬は、日課の散歩に加えて、たまに公園やドッグランなどで思いっきり走り回る機会を作り、しっかり運動させましょう。室内飼いの小型犬の場合も、散歩をすることで気分転換になります。ただし、無理して歩かせずに、抱っこやスリングでお出かけするようにしましょう。
子犬の散歩デビューはワクチン接種後から!
子犬の散歩は、必要なワクチン接種を済ませてから行うのが基本です。最後のワクチンを打って、2〜3週間経ってから、外を歩かせるようにしましょう。
ただ、ワクチン接種を済ませる前も、外に出られない訳ではありません。まだ外の環境になれていない子犬は、散歩に出ることを怖がることも。抱っこやスリングでのお出かけで、外気のニオイや光、車が走る音などの刺激に少しずつ慣らしておきましょう。
ワクチン接種後も、まだ体ができあがっていないため、無理は禁物です。徐々に散歩の時間や距離を延ばしていくようにしましょう。
シニア犬(老犬)の散歩はハーネスも活用してゆっくりと
だんだん体力が落ちてくるシニア犬(老犬)は、散歩に行きたがらなかったり、疲れやすくなったりすることも。ですが、運動能力を保つためにも、適度に出かけるようにしたいもの。時間や回数にとらわれず、体調を見て、ゆっくりお出かけしてくださいね。
また、シニア犬は、足腰が弱り、転倒しやすいことにも注意しましょう。一般的に、6~7歳頃からシニア期に入ると言われていますので、この頃から、突発的な引っ張りなどによる過度の首への負担などを減らすことができるハーネスを利用しましょう。体格に合い、着脱のしやすいハーネスを選んでくださいね。
散歩をすると疲れてしまう愛犬は、ペット用カートやスリングを使用した抱っこでの外出でもリフレッシュさせてあげましょう。
3.毎日のお散歩でおすすめの時間は?暑い日、雨の日はどうする?
愛犬との散歩はどの時間帯に出かけるのが良い?
愛犬との散歩は、1日のうちのどの時間帯に出かけるのが良いでしょうか?
季節によって、出かける時間帯を調節することで、飼い主さんも愛犬も快適な散歩が楽しめますよ。
春……朝・夕方(1日中)
過ごしやすい季節なので、基本的に1日のうちにいつ出かけてもOKです。ただ、昼間は急に気温が上がり、夜は下がるなど、気温の変化が激しいこともある時期。朝や夕方なら快適です。
夏……早朝・夕方以降
体温調節が苦手な愛犬にとって、夏の暑さは過酷なもの。夏場はできるだけ早朝、もしくは夕方以降の少しでも涼しい時間帯がベター。とくに真夏は、アスファルトの照り返しが60度を超えるともいわれています。人間よりも地面に近い愛犬は照り返しを受けやすく、足の裏をヤケドしたり、熱中症になったりする危険性もあります。気温が上がる、昼間の外出は避けたほうが良いでしょう。
夏も安全で快適な散歩を楽しむために、通気性の良い、メッシュ素材の犬服を着せるのもおすすめです。また、ヤケド防止の靴やペット用のクールファン、水に濡らせばすぐにひんやりする涼感タオルなど夏の暑さ対策の便利グッズをぜひ活用しましょう。
秋……朝・夕方(1日中)
春と同じく、1日中過ごしやすい季節です。どの時間帯に出かけても大丈夫ですが、急な朝晩の冷え込みには注意しましょう。
冬……昼間
愛犬は暑さと同様に、寒さも苦手です。寒い冬の散歩は、日が差して気温が上がる日中が最も適しています。とはいえ、朝晩しか、散歩の時間がとれない飼い主さんも多いですよね。冬用のダウンやコート、犬用の靴などでしっかり防寒対策をしましょう。
梅雨時期や雨の日は、レインコートでお出かけを
雨の日は「散歩に連れて行ってもいいのかな?」と悩む飼い主さんもいますよね。雨水や泥で体が汚れ、濡れるのも気になるところ。
でも、梅雨時期などは、雨だからといって家の中に閉じこもっていると、愛犬も運動不足になり、ストレスがたまってしまいます。雨の日も工夫をして、少しでも外に出られるようにしましょう。
雨の日の散歩のポイント
・小雨の日だけに限る(大雨など、悪天候時は避ける)
・レインコートやポンチョ、ドッグブーツなどを着用させる
・散歩ルートを工夫し、短時間で済ませる
・帰宅後はすぐにタオルやドライヤーで乾かす
・体調・機嫌が良いときだけにする
雨の日は道路が濡れて滑りやすくなりますし、体が濡れて体調を崩す可能性もあります。とくに、子犬やシニア犬は無理をさせないこと。また、薄暗く視界も悪くなるため、ライトは必須です。足元にも気をつけて、なるべく舗装された、歩きやすい散歩ルートを選びます。ちなみに、帰宅後、愛犬の足の汚れを落とすには、専用の足洗いカップも便利です。
4. 犬の散歩のしつけは必要?おしっこ・うんちのサインやマナー。嫌がる・歩かない・引っ張る・吠えてしまうときの対処法
愛犬の散歩に出かけた時に気になるのが、おしっこやうんちなどのマナー。それから、嫌がって歩かない、吠えてしまうなどのトラブルです。ここでは、散歩時のマナーや困りごとへ基本的な対処法について、お伝えします。
おしっこ・うんちは、散歩前にお家で!
住宅街や繁華街にお住まいの場合は、おしっこ・うんちが住民の方とのトラブルの原因になることも……。ニオイや見た目の不快感だけでなく、おしっこがコンクリートや樹木を傷めた、なんてことも。お家で排泄するようにしつけて、散歩に出かける前には、お家でおしっこ・うんちを済ませておきます。
おしっこ・うんちのマナー
とはいえ、マーキングの習性上などから、外でおしっこをしてしまうこともありますよね。愛犬がおしっこやうんちをしたら、処理をするのがマナー。おしっこは持ち歩き用のマナー水で流し、うんちは必ず持ち帰りましょう。
- 愛犬の散歩の基本アイテムはこちら
- ・リード
・首輪(ハーネス)
・迷子札
・飲み水
・マナー水(おしっこを流す水)
・うんちを入れる袋
・持ち歩き用のバッグ
・マナーベルト(マーキング防止アイテム)
・ライト(夜間用)
・ウェットティッシュ
ほかにも、おやつや消臭グッズ、虫よけグッズなどがあると便利です。
嫌がる・歩いてくれない・引っ張る
散歩中に、愛犬が嫌がる・歩いてくれない・リードを引っ張るなどの問題行動を起こすこともありますよね。まずは困った行動をとる原因がないか探ってみましょう。
愛犬が散歩を嫌がる・歩いてくれない
足にケガがないか、歩き方はいつもと違うところがないかなど、愛犬の体調を観察してみましょう。首輪やハーネスのサイズが合っていて、痛がっていないかもチェックします。
車の交通量が多く大きな音がする、マンホールやグレーチングで止まってしまうなど、何かを怖がっている場合や、暑すぎる・寒すぎるなどの天候で歩きたがらない場合もあります。毎回、同じようなタイミングや場所で困った行動をとるなら、散歩のコースや時間の変更も試してみましょう。
また、歩かないときに、抱っこしてしまうこともあると思います。ですが、体調不良など、歩けない原因が明らかな場合以外は、安易に抱っこしないこと。すぐに抱っこをすると、飼い主に甘えて、抱っこが当たり前になってしまいます。違う方向へ行くように促したり、おもちゃで気分を変えたりしてみてください。
リードを引っ張る
興奮しやすい、敏感な愛犬に起こりがちな行動です。立ち止まったり、進む方向を変えたりして、必ず飼い主さんが主導権を握るようにしましょう。突然、引っ張られたときに慌てないように、散歩中のバッグは、両手が開くようなショルダーバッグやリュックにしておくのもおすすめです。
吠え癖がある
散歩中、愛犬が吠えるのは、通りすがりの人やほかの犬を警戒していたり、恐怖を感じたりしているのが原因のこともあります。さりげなく人やほかの犬から距離をとる、愛犬に声をかける、散歩のルートを変えるなどを試してみましょう。
犬にとって、吠えるのは当たり前のことですが、犬を飼っていない方や苦手な方が不安にならないように、心がけましょう。
5. Caluluのアイテムでお散歩をもっと楽しく!必需品のハーネス、お役立ちグッズ
愛犬との散歩の必需品である首輪やハーネス、リードはもちろん、あると便利なスリングやバッグまで。Caluluの便利アイテムをピックアップしてご紹介します!
首輪・カラー、リード、ハーネス
愛犬との散歩に欠かせない、首輪・カラーとリード、ハーネスも豊富にご用意しています。首輪・カラーは指1本分入る程度のゆるさを目安に選びます。愛犬の胴体に着用するハーネスは、首への負担を抑えることができ、首輪よりも抜けにくいのがメリット。Caluluでご用意しているウェアハーネスは脱げにくく、脱走防止にも最適。こちらも愛犬のボディサイズに合わせて選んでくださいね。
Caluluでは、人気ブランドのAVIREX(アヴィレックス)、X-girl(エックスガール)、Arnold Palmer(アーノルドパーマー)、LAURA ASHLEY(ローラアシュレイ)、BEAMS DESIGN(ビームスデザイン)の首輪・カラー、リード、ハーネスがラインナップしています。首輪とリード、さらに犬服やレインコートとあわせたコーディネートが楽しめます。
スリング、バッグ
子犬や小型犬の散歩にはスリングやバッグが活躍。普段から、愛犬の居場所のひとつとして、慣らしておきましょう。
マナーベルト
お散歩時のマーキング防止や、お出かけ・ドッグカフェなどでもマナーベルトをしていると安心!
表面と裏面メッシュ生地には繊維上の菌の増殖を99%抑制するナノファインを使用しています。
安心安全のデジタル迷子札
ペットが迷子になった時、災害等が起きてペットと離れてしまった際、保護した人が迷子札にあるQRコードを読み取ると、飼い主さんにペットの居場所を地図付きメールで連絡ができます。
迷子札は着脱式で、お持ちの首輪やハーネスに巻いて簡単に取り付けができます。
Caluluでは、X-girl(エックスガール)、LAURA ASHLEY(ローラアシュレイ)、EDWIN(エドウイン)を取り扱っています。飼い主さんのファッションとのリンクコーデにもお楽しみいただけます。
散歩は愛犬とのコミュニケーションを深める大切な時間です。ご紹介した情報と、Caluluのお散歩グッズで、毎日のお散歩の時間を満喫してくださいね。
様々なブランドからオシャレなお散歩グッズをご用意お散歩グッズの特集ページはこちら
しおせ犬猫病院 塩瀬 将之 院長
2000年に日本獣医畜産大学(現:日本獣医生命科学大学)を卒業後20年以上に渡り獣医として活躍中。
2009年5月に神奈川県横浜市に『しおせ犬猫病院』を開院後は、自身も動物を飼っていることから、動物たちを愛する飼い主として、飼い主さんの立場に立ち動物に寄り添った診療をされています。