大きな体に癒やされる大型犬、初心者が室内で飼う時のポイントと、おすすめの犬種は? 2023/05/17 更新
どっしりと大きな体が包容力を感じさせる大型犬。人懐っこくておっとりとしたところも人気です。今回は、大型犬を飼うのは難易度が高いと感じている初心者さん向けに、室内で飼う場合のチェックポイントをご紹介。飼い始める時に用意したいものや、飼いやすいおすすめ犬種についても解説します!
1.存在感抜群の大型犬、その魅力とは?
室内で飼うのは難しいとためらわれがちな大型犬。でも「大型犬との暮らし」には楽しいこともたくさんあります。 体重が25kg以上の犬が大型犬に分類されます。知能が高く、性格も穏やかなタイプが多いといわれ、忠実なことから“見守り犬”としても存在感を発揮してくれます。安心感や癒やしを与えてくれる以外にも、体を使って一緒に遊ぶことも魅力のひとつです。 とはいっても、体が大きくパワーもある大型犬ですから、運動時間や食事の量などは小型犬とは比較にならないほど必要だということも考えておく必要があります。
2.初心者でも飼いやすい大型犬は?
初心者でも飼いやすいとされているのは、しつけがしやすく、いざという時に飼い主が制御できるサイズの犬種です。 以下、代表的な大型犬の犬種ごとに特徴や性格の違いをご紹介します。
代表的な犬種 | 特徴 |
---|---|
ゴールデン・レトリーバー |
・イギリス原産 |
ラブラドールレトリバー |
・イギリス原産 |
フラットコーテッド・レトリーバー |
・イギリス原産 |
シベリアンハスキー |
・シベリア地方原産 |
バーニーズ・マウンテン・ドッグ |
・スイス原産 |
秋田犬 |
・日本原産 |
スタンダードプードル |
・フランス原産 |
ゴールデンドゥードル
|
・オーストラリア原産 ゴールデンレトリバーとプードルのミックス犬 |
ラブラドゥードル
|
・オーストラリア原産 ラブラドールレトリバーとプードル他数種のミックス犬 |
ドーベルマン |
・ドイツ原産 |
ボルゾイ |
・ロシア原産 |
*体高は一般社団法人 ジャパンケネルクラブによる
3.ここだけは外せない!大型犬を飼うためのチェックポイント
非常に賢く、しっかりトレーニングをすれば素敵なパートナーになってくれる大型犬ですが、体が大きい分大変なこともいろいろ。ここでは飼う前に知っておきたいチェックポイントをご紹介します。
十分な飼育スペースがあるか?
家で飼うためには、食事・トイレ・寝る場所などを分ける必要があります。体の大きさに合わせてUターンや方向転換が自由にできる広い空間があることが望ましいです。 子犬の頃は小さくとも、あっという間に大きくなりますので、十分にくつろいで過ごせるスペースを確保してあげましょう。
散歩や運動の時間を捻出できるか?
大型犬は運動量が多く、犬種によっては朝晩の散歩が1〜2時間ということもあります。リードを引く力が強いので連れて行く方も体力が必要です。 身体の健康だけでなく、社会性を保ったりストレスを発散したりといった心の健康のためにも、運動はとても重要。どのくらい時間を捻出できるかがポイントになります。
雨だからお散歩は休み、というわけにはいきません。とはいえ、雨でぐっしょり濡れた体は愛犬にとっても飼い主にとってもストレスの元!Caluluには大型犬用のレインコートもあります。 さっと着せられるポンチョタイプなら、裏地はメッシュ素材で蒸れにくく、撥水・防汚性にも優れています。カラフルなバイカラーや、キャップデザインのフード付きのレインコートで雨の日のお散歩も楽しくしてくれます。
食費など費用面での余裕はあるか?
当然のことながら食べる量も小型犬とは桁違い!他にも日用品や予防接種代や診察・治療費、ペットホテルやドッグランなどの利用料も高額になります。 また、トリミングなどのケアを自分でするのは時間も根気もかかって大変。定期的に発生する費用のことも計算に入れておきましょう。
きちんとしつけができるか?
体が大きく力も強い大型犬はきちんとしつけないと、モノを壊したり周りの人にケガをさせたりする危険性があります。どんな時でも飼い主のコマンドに反応できるよう、子犬の時から練習していきましょう。
一定期間、ドッグトレーナーに預けて基本的な訓練をしてもらうという手もあります。
*しつけのポイントは、下記のコラムを参照。
4.大型犬を迎える時に用意したいもの、あると便利なもの
愛犬を迎える時は、どんなものをどのように準備すればいいのか気になりますよね。大型犬を室内で飼う時に意識してほしいのは、成犬になった時のサイズです。みるみる大きくなりますから、その時のサイズを想定して飼育用品は準備しましょう。
ケージ、サークル
子犬期の誤飲防止や家具の破壊を防ぐためにも、ケージやサークルは必要です。成犬になってからも留守番やしっかり寝かせたい時に有効です。また災害時に避難する時のためにもケージに入ることに慣らしておきたいものです。
トイレ、ペットシーツ
大きい方がトレーニングしやすいのでおすすめです。ワイドサイズのシート2枚分を目安にするとよいでしょう。足を上げておしっこする犬向けには、L字になるトイレトレーもありますし、壁にシートを張ってもよいでしょう。
高さのある食器台
大型犬は体高が高いため、食事をする時も高さがないと食べにくいものです。胃に空気がたまると胃拡張・胃捻転症候群になりやすいので、食べやすさに配慮して食事台を準備しましょう。首を若干下げた状態で食べられる肩の高さくらいが理想です。高さ調節できるものもありますので探してみましょう。
毛のお手入れグッズ、ドックウェア
大型犬は毛の生えている面積も大きく、毛が抜けやすい犬種も多いので、ブラッシングやシャンプーなどこまめなお手入れが必要です。洋服を着せれば抜け毛が飛び散らないためお掃除が楽になります。通年着られるドッグシャツなど、サイズに合ったものを着せてあげてください。
Caluluのシャツは、部屋着としてもおしゃれなお出かけ着としても使えるものばかり。人気ブランドの可愛い&かっこいいデザインが揃っています。
5.お散歩やアウトドアでの遊びに便利なグッズは?
大型犬との暮らしはなにかと大変なこともありますが、きちんとトレーニングができれば、今までにない楽しみを与えてくれるでしょう。大型犬の運動能力や活発さはアウトドアやスポーツなどで大きな魅力を感じさせてくれます。
大型犬とのお散歩に必須なのが首輪やハーネス、リードです。引っ張った時の力がとても強いので負担にならないものを選びましょう。夜のお散歩には光るウエアを着せてあげると安心です。
山や川遊び、キャンプなどアウトドアも満喫したいもの。Caluluでは、愛犬とのキャンプにおすすめのアイテムも扱っています。
「CAPTAIN STAG」には、愛犬とのアウトドアライフがもっと楽しくなるグッズがいろいろ。水に浮く「ドッグトイ ディスク」「ドッグトイ ボーン」「ドッグトイ スティック」などを、投げたり引っ張ったりして遊ばせれば、愛犬も大喜びすることでしょう。
6.大型犬の服選びのポイントは?
大型犬は暑さに弱い犬種も多いので、十分な熱中症対策が必要です。冷感素材でできたクールウエアや、保冷剤をセットできるものなどを選ぶとよいでしょう。また、愛犬がストレスにならないよう着せやすい構造のもの、サイズ調節がしやすいものがおすすめです。
豊富なサイズ展開、犬種ごとにも検索できて便利
他では展開の少ない大型犬用も、Caluluは大型犬S/M/Lの3サイズを展開。大型犬適用アイテム以外にも、犬種でゴールデンレトリバーやラブラドールなどの検索も可能です。 「ファッション図鑑」では、サイト内のアイテムをご購入いただいた飼い主様によるスナップ写真を掲載。サイズ表と合わせてチェックしてくださいね。
Instagramにてご投稿いただいた写真もサイト内で犬種別で見ることができます!
大型犬のお友だちの洋服の着こなしをチェック♪
しおせ犬猫病院 塩瀬 将之 院長
2000年に日本獣医畜産大学(現:日本獣医生命科学大学)を卒業後20年以上に渡り獣医として活躍中。
2009年5月に神奈川県横浜市に『しおせ犬猫病院』を開院後は、自身も動物を飼っていることから、動物たちを愛する飼い主として、飼い主さんの立場に立ち動物に寄り添った診療をされています。