暑さで愛犬が食欲不振!?対処法&食いつきを良くするトッピングごはんも! 2024/7/16 更新
いよいよ夏本番。暑さで愛犬の食欲がなくなる季節がやってきました。食事がしっかりとれないと必要な栄養がとれず、体力も低下してしまいます。今回は夏の食欲不振を防ぐ、生活習慣やお部屋づくりのコツ、エサの与え方のポイントをお届けします。愛犬が喜ぶ、Caluluおすすめのドッグフードもご紹介!
1.愛犬の食欲がない?もしかしたら夏バテのサインかも?
うだるような暑さが続くこの季節。「愛犬がエサを食べない」「なんだかエサへの食いつきが悪い」「エサを残しがち」と心配になっている飼い主さんはいませんか。
実は、ワンちゃんは暑さが大の苦手。全身が被毛に覆われていて熱を逃がしにくいことに加え、汗をかいて体温調節することができず、口でハアハアと呼吸をして熱を逃がすしかありません。そして、愛犬も人間と同じように夏バテしたり、熱中症になったりします。
もしかしたら、食欲不振の愛犬は暑さで夏バテ気味なのかもしれません。
食欲不振を放置していると、必要な栄養がとれなくなり、どんどん体調を崩してしまいます。早めに対処しましょう。とくに、体力がない子犬やシニア犬、肥満の犬、持病がある犬は要注意です。
食事をとらない日が1~2日続く、水を飲まない、下痢や嘔吐などの症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。
夏バテについて、詳しくは「犬だって夏バテする!愛犬を熱中症のリスクから守る暑さ対策とは!」の記事も参考にしてくださいね。
犬だって夏バテする!愛犬を熱中症のリスクから守る暑さ対策とは!
2.暑さで愛犬の食欲がないときにできることは?
「うちの子、夏バテ気味かな?」と思ったら、まずは室内環境を見直して、暑い日でも愛犬が過ごしやすいお部屋に整えましょう。お部屋が涼しくなるだけで食欲が戻ることもあります。
◎愛犬が過ごしやすい部屋づくりを
一般的に、愛犬が過ごしやすい室温は21℃〜25℃前後と言われています。エアコンを適切に使って適温を保ちましょう。同じ室温でも、風通しや湿度、日当たりによって、過ごしやすさは左右されます。カーテンや日よけで直射日光を防ぐ、サーキュレーターを置いて空気を循環させるなどの工夫をしましょう。エアコンや扇風機は、愛犬の体に直接、風が当たらないように設置し、留守番時もエアコンは必ずつけましょう。
また、夜間や留守番中でも、愛犬がいつでも冷たくて新鮮な水を飲めるように用意しておきます。
◎夏用のひんやりグッズが活躍!
冷感ベッドや冷感枕などのひんやりグッズも暑さ対策には有効です。愛犬のくつろぎスペースにぜひ活用してください。
犬は口を開けて体温調節をしています。私たち人間と違って全身で汗をかいて体温調節をすることができないため、体内に熱がこもりやすく、暑さに弱くなっています。夏は愛犬の様子をよくチェックして、熱中症のサインに早めに気づくようにしましょう。
とくに、短頭種のパグ、フレンチブルドッグ、シーズーは鼻が短くて呼吸がしづらいため、熱中症にかかりやすいと言われています。それから、アスファルトからの照り返しで熱を受けやすいミニチュア・ダックスフンド、コーギー、ペキニーズなど短足の犬、また、子犬や老犬、持病がある愛犬はとくに気をつけてあげてくださいね。
◎運動不足を解消!暑さ対策をしてお散歩へ
夏の食欲不振は、暑すぎて散歩を控えているために愛犬が運動不足になっている可能性もあります。夏用の涼しい犬服や冷感スカーフをきせて、朝や夕方のできるだけ涼しい時間帯に散歩に出かけましょう。ワンちゃん用のハンディファンもありますよ。お庭があるお家は、庭で水遊びをするのもいいですね。
◎室内遊びで体を動かそう
外に出られないほど暑い日は、おやつを入れたおもちゃを探させる、ボール投げ、かくれんぼをする、ロープをひっぱりっこするなど、室内で遊んで体を動かしましょう。愛犬の興味をひく、新しいおもちゃを取り入れるのも手です。
3.暑い日でも愛犬の食欲をそそる!ドッグフードの与え方のコツ
食欲がなくなりがちな暑い日でも、愛犬がごはんを食べたくなるようなドッグフードの与え方のコツをご紹介します。いつもの食事に少しの工夫でできることなので、ぜひ、トライしてみてくださいね。
◎いつものドッグフードを水やお湯でふやかす
普段はドライタイプのドッグフードを食べているワンちゃんなら、水でふやかしてあげるだけで食感が変わり、食べやすくなります。それから、愛犬の食欲をそそるためには香りの役割がとても重要。ぬるめのお湯でふやかすと、香りを感じやすくなるのでお試しを。
◎犬用のスープや出汁で食欲アップ
いつものドッグフードに犬用のスープや出汁をかければ、おいしい香りで食欲も刺激されるはず。市販のドッグフードでも、肉や魚、野菜などさまざまな種類があるので、ワンちゃんの好みの味を見つけてくださいね。手作りする場合は、ネギなど、犬に与えてはいけない食材を使用しないよう、注意してください。
◎新しいドッグフードをちょい足し!
いつもの食事に、新しいドッグフードやお肉などの愛犬の好物を少しだけトッピングするのも効果抜群。おいしそうな香りや食感に興味をもってくれるはず。
●4種類の味を手軽にお試し!愛犬に食べさせたい国産ドッグフード
「愛犬が気に入るかどうかわからないから、新しいドッグフードは少しずつ食べさせたい」方にぴったり。国産牛・鶏・豚・魚、それぞれをベースにしたドッグフード4種類を食べ比べできるセットです。
◎新しいドッグフードは様子を見ながら少しずつ
普段はドライフードのワンちゃんなら、ウェットフードを与えてみるのもよいでしょう。とくに噛む力が弱くなってきたシニア犬におすすめです。ただし、急にドッグフードを変えると、愛犬が警戒して口に入れてくれなかったり、お腹の調子が悪くなったりすることもあります。
新しいドッグフードを与えるときは、最初はいつもの食事に1割ほどトッピングし、1週間から10日程度かけて、少しずつ量を増やしていきましょう。その間、下痢や便秘などの体調不良を起こしていないか、注意しましょう。
◎冷たいおやつのあげすぎはNG
犬用のアイスやシャーベットが大好きなワンちゃんも多いはず。ですが、冷たいおやつをあげすぎると、お腹を壊したり、食事を食べなくなったりする原因に。あくまでもおやつの量にして、食事の代わりにしないようにしてくださいね。また、人間用のスポーツドリンクやミネラルウォーターには塩分や糖分、ミネラルが含まれているので、与えないこと。水道水、または専用のドリンクを与えましょう。
4.愛犬もパクパク食べる!? Caluluおすすめの自然食ドッグフードをご紹介!
毎日の食事に新しい香りと味、食感のドッグフードをトッピングすれば、ワンちゃんも大喜び間違いナシ!Caluluおすすめの自然食ドッグフードをセレクトしました。
国産和牛の甘い香りがワンちゃんの食欲を刺激。独自製法で熱が均一に通るよう調理し、しっとり柔らかなステーキに仕上げました。お皿に移してレンジで少し温めると風味が引き立ち、食いつきアップします。
皮を取り除いた若鶏のムネ肉を食べやすいサイズに手切りし、七輪でジューシーに焼き上げたドッグフード。燻製のような香ばしい香りは、温めると風味が一層引き立ちます。いつものごはんにトッピング。
チーズ好きの愛犬が夢中になる、コクのある香りとクリーミーな味わいのチーズキューブ。チーズに含まれるカルシウムは吸収率が高いので、しっかり栄養をとりたい、幼犬やシニア犬にもおすすめ。
旨みと甘みが楽しめる「かごしま黒豚」を贅沢に使用。大粒サイズのミンチ肉で食べ応えもばっちり。おいしいスープをドッグフードにかければ水分補給にもなります。
Caluluでは、愛犬の健康に必要なバランスを考えた、自然食ドッグフードの「ドットわん」シリーズを取り扱っています。ステーキやサラダチキン、フルーツなど、豊富な種類をご用意しているので、ぜひチェックしてくださいね。
愛犬の食欲が衰えやすい夏。ドッグフードに変化をつけたり、食べさせ方を変えたりといったちょっとしたコツで食欲が戻ることもあります。愛犬はもちろん、飼い主さんも体調管理に気をつけて、暑い季節も元気に楽しく過ごしましょう
しおせ犬猫病院 塩瀬 将之 院長
2000年に日本獣医畜産大学(現:日本獣医生命科学大学)を卒業後20年以上に渡り獣医として活躍中。
2009年5月に神奈川県横浜市に『しおせ犬猫病院』を開院後は、自身も動物を飼っていることから、動物たちを愛する飼い主として、飼い主さんの立場に立ち動物に寄り添った診療をされています。